3Dスキャナーを活用して配管を繋ぐ偏芯レジューサーを製作
1.配管の接続位置の3D測定
配管レジューサーの損傷が激しくなってきたので交換したいが図面がない。このレジューサーは入口側と出口側で直径が違っており、さらに円の中心もずれている。そのため、従来の方法では非常に測定が難しく困っていた。
そこで、ハンドヘルド型の3Dスキャナーで現地を測定し、現実の位置関係をそのまま3Dデータとして再現することにした。入口側と出口側のフランジの位置さえ確定できれば、あとは3D CADで設計が可能となる。

2.フランジの3DCADデータ化


3Dスキャンデータから取得した高解像度のメッシュデータを基に、フランジの3DCADデータを効率的に作成。据付時の現合を考慮し、穴位置や寸法も忠実に再現した。
3.偏芯レジューサーの製作
3DCADで作成したフランジデータを基に、両者を接続する偏芯レジューサーを設計。ステンレスを調達し、実際に製作した。

このように、アルモンサイゲンは、
① 直径が違ったり芯がずれていたりする複雑な配管でも現実通りに高精度な3Dデータ化が可能
② 3Dスキャンしたデータを元に接続部品を設計から製作まで一貫して提供することが可能
という強みがあります。複雑な位置関係にある配管接続部品のリバースエンジニアリングや製作でお困りごとがありましたら是非お声がけください。